質問は、こどもの未来をつくる【本メモ】『良い質問をする技術』

親子で絵本を読むイラスト 読み聞かせの絵 しまりす

こんにちは、本が大好きな くりねずみ@kurinezumi1です。

 

日々の読書の中で、気づきがあった言葉や、そっと心に残しておきたい言葉を綴ります。

 

今日の本は『良い質問をする技術』粟津 恭一郎著(amazon)です。

 

経営者へのビジネスコーチとして、仕事に活かせる数々の質問を磨いてきた、質問のプロによる一冊。

 

もともとは、仕事面の成長や、じぶんの夢の実現のために、「質問力」を磨きたい!とおもい手にとった本です。

 

読み進めるうちに、子育てで悩む母親としての自分にジンワリ響くお話と出会いました。

 

よい質問は、ずっと心に残る、響き続ける

著者の粟津さんによると、質問は問いかけられた人の心の中に、内在化するということ。

 

「質問」というものは「命令」よりも、強い力で人の心をとらえるそうです。

 

よい質問は、その場ですぐ答えがでなくても、心にずっと響き続ける。

 

大きな気付きになったり、人生を方向性づけるエンジンにもなるそうです。

   

今回わたしがおもしろいな、と思ったのが、経営者相手の「質問のプロ」である著者自身が、自らの子育てで意識して行っていること。
      
それは将来にわたって子どもの中に内在化してほしい質問をするということです。

 

例えば、算数の宿題ができてできなかった子供に対して「どうしてこんな簡単な問題もできないの?」と親が問いかけたとします。
          
これは「どうして?」という質問の形式をとっていますが、子供が受け取るメッセージは「叱責」です。

 

このような質問ばかりされていたら、「こんな簡単な問題もできない自分は、だめな人間なんだ」自己肯定感が低くなってしまいかねません。

 

こどもに問いかけたい質問

そうではなくて、例えば、
「この問題を解くためには、まずはどこから取り掛かればいいと思う?」

          

「この算数の問題を、図に描いたららどうなる?」
          
「この数式を見つけたピタゴラスと言う人は、どうやって見つけたんだと思う?」          
          
といったように、こどもの知的好奇心が伸びるような質問をするのです。

親がくりかえす質問は、種。子供の心にそっと残る

そうした質問を繰り返してるうちに、子供の中にその質問が「種」のように植え付けられ、内在化し、やがて自発的に芽吹いていくと信じています。
これから先、何十年にもわたって生きていく子供の中に「どうして自分はできないんだろう?」という質問をインストールしたい人は、まずいないでしょう。
それよりも、できないことにぶつかったときに、「どんなふうに努力すればできるようになるだろう?」と質問できる子供の方が、ずっと幸せに生きていくことができるはずです。

この「質問の種を植える」というお話が、すごく新鮮でした。

 

なるほど、質問って、種なんですね。

     

ところで、私は人いちばい心配性とうい自覚があるのですが、子供の未来の問題を考え始めたらキリがありません。

     
ただ、ある時期から「まだ起きていない問題を悩むよりも、いまの子育てで自分にできることを考えよう」と思いました。
       
読書のイラスト 本を読む絵 こどもと読書            

今の自分に出来ること、それは自力で困難を解決していける力を、こどもに身につけること。

 

「自分は課題をなんとかできる」と思える力を、子ども自身にインストールすること。

 

そう漠然と考えていたのですが、この本と出会って、その方法のヒントが見えたような気がしました。

 

自分自身で解決できる力を育むには、それは日々の質問を少し変えること。

 

「質問は種」だとおもって、大人になるにつれゆっくり育つよう、小さな種を丁寧に植えていくこと

未来に期待がもてる質問を、自分に問いかける

今目の前に悩みや課題を抱えている人も、自分の未来に期待を持てるようにさえなれば、そのほとんどの問題は解決するのではないでしょうか。
        
そのためには、未来に明るいイメージを持つことができるような質問を、自分自身に問いかけることが1番です。
例えば…
ニホンテンのイラスト 絵 日本の動物のイラスト
これから会社で、どんなに楽しいことが起こるだろう?
ヤマネのイラスト 絵 日本の動物のイラスト
あの人、どんなふうに素晴らしい関係を築けるだろう?
現実がちょっと辛かったとしても、勇気を持って、その質問を考えてみる。
         
そして、何の制約も負けずに自由に、そのことについて答えを出してみる。
        
そんな習慣を持つ人が、人間の集団の中で1人ずつでも増えていけば、きっと世の中は今以上に明るく、良くなっていくはずです。

 

こどもに残してあげられるものは「くちぐせ」

 

シマリスのイラスト 絵本タッチ シマリスの絵
もしある日突然、自分が死んでしまったら、残してあげられるのは、なんだろう?

私はどもを産んでからこんな事をよく考えるようになりました。

 

学資保険を検討したのをきっかけに「万一自分が死んだ時」のことを考えてエンディングノートを書いたのもひとつのきっかけです。

 

お金…はそもそもないですが、仮にたっぷり残せたとしても、それを使いこなせる長期的な視野や知性、運用の知識を育てないと、一時的に湯水のように使ってしまって終りです。

 

いま4歳なので、人生でお金を賢く使っていくすべを伝えるのも、現実的にまだ難しい。

 

今の暮らし中で、こどもの心に残せて、未来に役立つものはくちぐせかもしれないと思いました。

 

いまの暮らしの中で、1日に何度も、なにかしらの質問をしています。

 

こどもが成人するまでに、きっと何万回と質問するはずです。

 

「どうしてできないの?」ではなく、

 

どうしたら、できるかな?

 

 

○○くんはいつも面白いことに気づくね!どうしてそうなってるんやろうね?

 

どうしたらもっと面白くなるかな?

ポジティブな質問、響く質問をたくさん浴びせて、子供の心の中によい質問の種をプレゼントすること。

 

なにかを考えるときの、クセ、そっと自分に問いかけるくちぐせが、ポジティブなものであってほしいなと思います。

 

「よい質問」を生み出せる人になってほしい。

心配性な私は、未来を考えるとつい、アレコレと不安になります。

 

まだ赤ちゃんのうちから、「高校生でこんなトラブルに遭遇したら…」と眠れないほど心配したことも数知れず。

 

とはいっても、こどもの人生で出会うであろう問題をゼロにはできません。

 

むしろ、なにかしらの課題を乗り越えて、幸せや笑顔を自分の手で創っていくのいくのが、人生の楽しさなのかもしれません。

 

自分の手で乗り越えたものが全くない人生は、きっと味気ですよね。

親子で絵本を読むイラスト 読み聞かせの絵 しまりす

こどもは成長するし、大きくなって出会う問題の答えは用意してあげられません。

 

ただ「もっと面白く/よくできる!」という視点は、日々の会話で繰り返す「質問」という形で、育てていけるものなのかも…と思いました。

 

きっと、今の自分できる事は、案外シンプル。

 

まだ起きてない問題を心配するよりも、いま、たくさん、良い質問をこどもにしていきたいな。

     

まず、自分自身も、未来を幸せにしていける、良い質問を生み出せる人でありたい。

    

そんな新鮮な気づきを与えてくれる本でした。
     

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