イラストレーターにとって効果的な読書とは【本を読んで表現力を深化する】

こんにちは♪読書大好きイラストレーター、いぬいさえこ@Inui_Saekoです。

 

私はたいてい絵を描いてるか、本を読んでるかの人生を送ってきました。

 

絵を描く身としては、せっかくの読書、イラストや創作に活動に活かしたい所。

 

そこで今日は絵を描く人にとっての効果的な読書とは何か考えてみました。

 

本を読みつつ歩んできた12年のイラストレーター人生をふりかえりつつまとめてみます。

 

イラストレーターにとって読書のメリット

常にアウトプットし続ける仕事であるイラストレーター。

 

いい仕事は良質のインプットがあってこそ。

 

読書から得られる知識は、イラストレーターに欠かせない2つの力を強化する武器になります。

 

それは表現力と、モノの見方。

 

テーマを絞ってよむピンポイント読書は、繊細な表現力。

 

ジャンルのを超えて雑多に読む読書は、豊かなものの見方。

 

読書にはこの2つの力をグッと豊かにする力があります。

 

興味のあるジャンルを深く読み込む

まず速攻で効果が出る読書は、自分の好きなモチーフや時代背景をググっと読み込んでいくこと

 

気がつけばつい描いてしまうモチーフや状況ってありますよね。

 

私の場合、小動物・こども・レトロな機械。

 

自分の描きたいジャンルの関連書籍ををピンポイントで深く詳しく読んでいくと、知識という強力なバックボーンが産まれます。

 

似たようなモチーフの微妙な違いに気づく繊細な観察眼、違いをかき分ける力、独特のセンス、表現する力…。

 

モチーフの知識や背景を知ると、表現はより豊かに、鮮やかになります。

その時々興味のあることをノージャンルで読む

次に、ジャンルを問わないごちゃまぜ読書。

 

絵の仕事をしていると、全く描いたこともないジャンルやモチーフを依頼されることが結構あります。

 

そのときに、肝心なのが頭のなかに何かしらの取っ掛かりがあるかどうか。

 

依頼が来た段階でも本や資料にあたるわけですが、このときに知識の杭があると、観察眼が磨かれ表現がより豊かになります。

 

知識の杭というのは、教育学者の親野智可等氏が提唱したコトバ。

 

川の流れに杭を打ち込むと、流れてきたものがひっかかります。

 

日々情報は流れていきますが、杭があることで、脳内に関連する情報がどんどん蓄積されていきます。

 

「これ本で読んだことあるな」という杭がなにかしらあれば、いざ仕事がきて資料に当たる時にさらに多くの情報が吸収できます。

 

ちなみに、この知識の杭という概念は、イラスト制作とはまったく関係ない育児関連の本で知りました。

 

親子で楽しむ!頭がいい子の図鑑の読み方・使い方 [ 親野智可等 ]

 

子育て中の母としての自分以上に、イラストレーターとての感度の磨き方に響く言葉満載で、絵描きさんにもおすすめの本です。

 

ノージャンルの読書体験は、イラストのベースとなる

一方、日頃からのジャンルを問わない読書体験は、どうでしょうか。

 

ひとつ言えるのは、どんなジャンルの本を読んでも、絵かきにとっては無駄になるどころか大きな力になるということ。

 

リスの絵を描きたいからリスの図鑑や生態学を読む!というピンポイントな読み方と違って、その時の関心に任せた読書は、効果が現れるのゆっくり。

 

私の場合、脳科学・ビジネス書・時間・遺伝子・心理学…学生時代からこういった本を好んでよんできました。

 

いまはまってるのは経済学。(数字苦手な自分がまさか経済学の本読むとはおもってませんでした。子育てしてお金や人生や幸せのことを日々考えるうち、気づいたら手にとるように…。)

 

こうした雑多な読書で磨かれるのは、オリジナルのものの見方。

 

自分が描くすべての作品は、すべて自分のの中からしか生まれません。

 

自分がスカスカだと、スカスカなものしか生まれない。

 

なんでもOK、珠玉混合、ごちゃ混ぜの知識。

 

雑食に読書を楽しむからこそ生まれるジャンルの垣根を超えた多角的なモノの見方。

 

ベースとなる絵の世界観の構築・表現力にジワジワゆっくり効いてきます。

 

「どんな本でもOK」とはいっても、じゃあ具体的にどんな本を読んだらいいのでしょうか。

 

私なりの答えはシンプル。

 

「その瞬間、読みたい本が一番効果的な本」

 

絵かきにとって良い読書とは、吸収力の高い読書

そもそも、読書で大切なのは、どれだけ内容を吸収できるか

 

世間的にいくら評価されてようと、受賞作だろうと、売れ筋だろうと…

読んでいてまったく響かない本。

 

これはその人にとっての「良い本」とは言えません。

 

いち読者にとって、その本がどれだけ良書であるかは、どこまでいっても主観的なもの。

 

だからこそ、私は「良い本」をこう定義しています。

 

良い本=たくさん吸収できる本

 

おもしろいと感じ、心を動かされてこそ、自分の中に入ってきます。

 

本から吸収できたもの、自分の中に入った知識・情報・言葉・概念。

 

これらはすべて誰にも奪えない財産になります。

 

自分の引き出しを増やしてくれる本であるほど、「良い本」といえるのではないでしょうか。

 

ところでこの「良い本」というのは、不思議なことに日々変化するものだと最近思うようになりました。

「よい本」は毎日変化する

こう考えるようになったのは、同じ本を読んでも、タイミングによって良い本かそうでないかの評価が大きく違うことに気づいてから。

 

すごく心動かされた本を3年ぶりに読んでも、「ん?当たり前のことしか書いてないぞ?」と思ったり。

 

逆に学生の頃つまらないと思った本に、感銘をうけたりすることもあります。

 

子供時代、学生時代、社会人…人生のステージのスパンで考えると、成長したり状況が変わったりするんだから、言ってみれば当たり前かもしれません。

 

でも実は、ほんの一週間、なんなら1日のという短いサイクルの中でも同じ現象が起きているのかもしれないと思うようになりました。

 

朝起きてすぐか、寝る前か

体調はどうか、お疲れモードか、やる気いっぱいモードか、

満員電車の中か、家でのんびり読んでるのか、

天気はどうか、ご機嫌か、気分は落ちているのか、

いま何を望んでいるのか、何を解決したいのか

何をおもしろいと感じるか何を知りたいか。

 

本と向き合う自分の心持ちや状況は、一瞬一瞬、違います。

 

自分がどんな文脈のなかで本と出会うかで、内容の楽しさ・吸収力は大きく変わります。

 

日々移り変わるバイオリズムに合った、その瞬間の「よい本」が存在するのだと気づきました。

 

その時の自分にとって面白いと思える何かがあるか。

 

絵かきの読書にとって、一番大切にしたいのは、読書をするときワクワクしているか、この1点につきます。

まとめ

「イラストレーターにとって効果的な読書とは?」いかがでしたでしょうか。

 

まとめるとこちら

・どんなジャンルの本を読んでも、全て自分の武器になる

・面白いと感じている読書体験でしか、吸収できない

・その一瞬でしか、吸収できない何かがある

・広範な知識やものの見方は表現力を下支えし、深化させる

 

それは一言で言うといま、面白いと思っている本を読むこと。

 

シンプルで単純ですが絵描きにとって、これが最も長期的にも短期的にも、活きてくる読書だと考えます

 

絵描きとして独立して12年。

 

その中の読書を振り返ってみて「良い本」とは、瞬間・瞬間の出会いの中にあったと感じてます。

 

人生を通してみても二度と同じ文脈の中で、同じ言葉や知識には出会えないかもしれません。

 

その瞬間の自分でしか、吸収できない何か今読みたい本の中にある。

 

その時々、自分が吸収してきた「何か」はこれから続く絵描き人生を、基礎のところから支えて、彩り豊かなものにしてくれるはず。

 

少しでも、楽しい読書・楽しいイラスト制作のお役に立てば幸いです♪

 

SNSでもご購読できます。

Ad